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 テヅカオタクの楽描きと語りとメモ
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姫川青騎士第1話
テヅカごと  2009/10/21(Wed)00:30

外出がなかなかできず出遅れましたが、ようやく買えました、読みました。
ケロケロエースの姫川青騎士!

うーむ、下の記事でも書きましたけど、再び姫川アトムを読める感慨たるや…。
お祭り騒ぎの2003年から6年たったことを思うと、しみじみしてしまうのです。
今回は扱うエピソードがエピソードなせいか、2003年の姫川アトムよりも絵が鋭いなぁ。
まさしく、「ウサギのおばけ」(@T.I.D)な姫川アトムを見られるこの新鮮さ。
(特に、下田警部っぽいデカさんの顔とお茶の水博士に、それをすごく感じた)
2003年当時は、片方にもろ「ウサギのおばけ」な浦沢アトムが在ったせいか、余計に姫川アトムの「マンガのおばけ」寄りな絵(特にコロコロ版)の柔らかさが際立っていたので、こういうところにも6年という歳月を感じます。

しかし、短期集中連載のせいか、展開がえらく速い〜。
第1話で早くも青騎士狩りで反乱でロボタニア建設まで粛々と進んでいっちゃってもう、ロボット進め〜テッテケテッテッテー(←ロボットマーチ)。
姫川先生のブログでも書かれてましたが、初期ネームが編集長さんということで、2003年の学年誌アトムとは本当に、コマ間のスピードからして違います。
このばっさり感が、しかし、青騎士というお話と掲載誌のカラーとを糊付けするのには相応しいのかしら。

今号の駆け足展開はやっぱり、次号から始まるであろう青騎士とオリキャラ・アダム、そしてアトムも絡んだ確執と葛藤とバトルがメインになるからなのか、ひとまず世界観と設定の布石という第1話でしたね。
しかし、初回から気になる点もいろいろある〜。

個人的に面白いのが、オリキャラのアダムが人間兵器なアンドロイドというところ。
(※本当は設定的に「サイボーグ」と呼ぶほうが相応しいのかもしれませんが、生まれる前からすべてを人為的に操作されて出来上がってるので「アンドロイド」と呼びたい)

テヅカ原作では、「メトロポリス」ミッチィが、無機物の石膏像をモデルにして有機物の人造細胞で生まれたアンドロイドだったのに対して、彼(彼女)を原型として発展させたアトムは逆に、生身の人間をモデルとしながら、無機物のプラスチックで生まれた文字どおり機械人形のロボット。

もしも、アトムがミッチィと同じく細胞製のアンドロイドとして生まれていたら、あのマンガの世界観そのものが、きっと大きく変わっていただろうと容易に想像できます。
アトム世界観(誤解で混同されることも多いけど、アシモフのロボット3原則世界とは全く異質のモノ)については以前にも書きましたけど()、この世界観はやはり人間と対峙するのが、細胞でできたアンドロイドではなく、機械でできたロボットであってこそのもの。

ロボットを毛嫌いしているホームスパンも、あの世界で手術をするとしたら機械の体しか手段がなかったり、子どもを生めるというロボイドですら、あくまでも機械的ロボットだったりと、「メトロポリス」で提示された人造細胞という概念が脇に追いやられているのが「アトム」世界です。

そんな人と機械とのアトム世界図式の中に、第三番目の存在(あくまでも括弧付きで「人間」と呼ばれる)である“アンドロイド”が放りこまれたら、どんな化学変化が起きるのか。
アダムの設定が、仮にレッド党でそのまま育っていた場合のミッチィを思わせるようなものなので、それとアトム世界との化学変化の結果がどうなるか、余計に気になる〜。
原作で見られなかった「if」として、設定を生かした面白い展開が見られたらイイなぁ。


アンドロイドが「アダム」という名前なのはなかなかベタなネーミングですが、そういえば、アダム(Adam)とアトム(Atom)って、名前が似てるんですね。
旧約聖書では「アダム」と同じヘブライ語が「人」という意味でも使われたりするから、アダムはやはり人間寄りとも言えるし、一方で、「アダム」と「土」は同じ語根から派生(旧約聖書で、人が土の塵から出来たという話に由来)した語という説もあるので、そうなると、「アトム(原子)」に通じる名前でもある…うーん。
まあ、これはさすがに斜めな深読みだと思いますが。


…と、ここまでマジメな話をしてきて、しかし、やはり正直に言います。

ロボタニアの命運よりもロボットと人の未来よりもアンドロイドの存在よりも、
何よりも気になるのは、やはりほかの誰でもないあの人なんだ。

「事故死」したと、さらっと説明されちゃった愛しのあの博士なんだよ…っ!!

おおお… 事故死って… う、嘘だろ?
一言で済ませていいタマじゃないだろ、あの“世紀の天才”は? ←作中内単語
くそう、泣いてやるーー。

天馬パパの不在が単に、文字通り“おじいちゃんと孫”なお茶の水とアトムの設定に資するためでは、あまりに辛いっつーか不憫なので、平成アトムみたいにすべての黒幕になってくれーとまでは言いませんから、どうかどうか、事故死ってのも実は何かのフェイクでした☆ってことで少しでもお顔を拝めますように〜。
というか、そういう展開でなきゃ暴れる。かもしれん。
頼みますぞ、初段階ネーム切ってる編集長さん!

(この「ウサギのおばけ」な姫川先生絵で天馬博士を見てみたいのも一つ)



以下蛇足。
テヅカとはもはや関係ない話ですが、ロボタニアに集結したロボットの中では、クシャトリヤがダントツでカワイイです。
戦闘おにゃのこロボで褐色肌に白系髪だなんて、正しく萌えキャラだわ〜。

学年誌アトムでは、2巻の大量描き下ろしでバトルモードのエプ様に燃えたクチなので、次号で大量に投下されるというバトルシーンで、彼女がくるくる動くといいな!
アニメのクスコのような背景化はしませんように〜(…)。


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